パキスタン北西部の中心都市ペシャワルの学校が16日(2014年12月)、イスラム過激派に銃撃され生徒ら141人が死亡した。襲撃グループは6人で、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユフスザイさん(17)を2年前に銃撃した「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」に所属しているようだという。6人は銃撃後に自爆死したり治安当局に射殺された。
「イスラム国」は改宗拒んだ子供4人を斬首
TTPは「この攻撃は何の罪もない数百人の仲間が軍の作戦で殺されたことに対する復讐だ」と声明を出したが、イスラム情勢に詳しい放送大学の高橋和夫教授は「警備が手薄の軍が運営している学校の施設が狙われた。同じようなことは今後も続く」とみている。
狂気の沙汰としかいえない子どもたちへの残虐な行為だが、新聞情報によると、「イスラム国」はキリスト教徒に改宗を迫り、拒否した子ども4人の首を切って殺害したという話もある。欧米型教育は害悪と捉え、学校への攻撃を繰り返して無抵抗な子どもたちを殺害しているのだ。
コメンテーターの萩谷順(法政大教授)「イスラム国など政府の力が及んでいないところでは同じような行為が行われており、また次も起きる可能性がありますよね。どうしたらいいのか...」
武力による解決は難しい事だけは確かだ。
文
モンブラン