きのう11日(2014年12月)、香港の民主的な選挙を求めて続けられてきた占拠デモが強制排除された。警官隊がテントや垂れ幕を次々に取り払い、学生らが「本当の民主化を求める」の叫んでVサインをかかげるなか、最後まで座り込みをつづけた学生リーダーら209人を逮捕した。
「香港政府には失望した。私たちが求めることを重視していない」
占拠デモは2017年に行なわれる香港行政長官選挙をめぐって起きた。立候補者が中国政府の意向に沿う人物に限定されたことから、「普通選挙ではない」と反発が起き、学生らが繁華街や市庁舎前に座り込んで2か月半が経過していた。
女性参加者は「香港政府には失望した。私たちが求めることを重視していない」。一方で「これで多くの人が政府の問題を認識してくれるだろう」と話す男性もいた。
中国政府は「占拠は完全な違法行為。香港政府には排除する権利がある」(外務省報道)と正当性を主張した。
香港市庁舎前にいる辻憲太記者は「排除開始から6時間たち、現場はがらんとしています」と報告した。
山本匠晃アナ「なんの変革もなされないまま(抵抗は)封じ込められようとしています」
文
あっちゃん