天野浩・名古屋大教授はノーベル賞の授賞式のためスウェーデン・ストックホルムを訪れているが、本人以上にはしゃいでいるのが妻の香寿美さんだ。クラシックコンサートに行くという教授夫妻に記者が「楽しみですか」と話しかけると、天野教授は「寝ちゃうかもね」。すかさず香寿美さんが「何を言っているのですか」
外出から帰ると、ホテルの前にサインを求めて待っていた人がいた。教授は「ノー、ノー、ノー」。すかさず香寿美さん「せっかくここで待っていてくれていたんだから。寒いんだからしなきゃダメよ!」
未来のノーベル賞学者射止めたお見合い
香寿美さんの妹の美佐紀さんは「姉は明るい前向きで、あのまんまの人です。もうちょっと作ってメディアに出てよって感じのするくらい。でも、カカア天下ではないですよ。お兄さんがあんなタイプで、遊びも仕事で、仕事も仕事。好きな仕事をできる人ってそんなにいるわけではないので、姉は『尊敬している』って言っていました」と話す。
香寿美さんは島根県浜田市で生まれ、地元の高校から京都の大学を卒業した。13歳の時に読んだ「カラマーゾフの兄弟」に感動し、ロシアに住むという夢を実現するために名古屋市でロシア語の勉強したっという。
20代後半にしたお見合いで「理想の人がいたからちょっと頑張る」と言って射止めたのが天野教授だ。2人の子宝に恵まれたが、夫は研究に没頭し家を空けることが多かったようだ。友人たちは、それでも香寿美さんが怒る様子を見たことがないという。「姉の子どもに対する躾は厳しかったようですが、勉強しなさいと言っている姿は見たことないですね」(美佐紀さん)
大西洋平アナは「こんなことってあるんですかね~」という。長女は京都大学大学院生、長男は東京大学の学生という。
司会の羽鳥慎一「やっぱりDNAでしょう。真似しようと思っても真似はできない」