東京五輪にダルビッシュやマー君出るの?野球・ソフト復活濃厚で気の早い話

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   モナコで開かれている国際オリンピック委員会(IOC)の臨時総会できのう8日(2014年)、開催都市が競技を追加提案できる改革案が賛成多数で可決された。これによって、東京五輪で野球・ソフトボール、スカッシュ、空手が開催競技となる道が開かれた。競技関係者には明るいニュースだ。

開催都市に競技・種目の追加提案権

   16年のリオデジャネイロ五輪は28競技、306種目となっているが、改革案は競技数の上限をなくし、種目も310とする内容だ。開催都市が希望する競技・種目を追加提案できる権利を認めた。

   野球とソフトボールはロンドン五輪では開催されず、東京は観客動員数を考えても復活すべきだと訴えてきた。今回の決定で競技数にさらに余裕ができ、空手や世界的に広まっているスカッシュにも可能性が出てきた。

   この理由について、スポーツライターの生島淳さんはこう解説する。「開催費や招致運動費がかさみ、立候補する都市が少なくなっているんです。開催のメリットを大きくするということで、その国で人気のある競技を増やしてもいいよということになりました」

   立候補しやすくしたということだ。

米メジャーが渡すかどうか...

   司会の加藤浩次「開催国がその五輪に限り追加競技を提案できるようになったんですね」

   スカッシュをやっていたというロバート・キャンベル(東京大教授)は「すばらしい。スカッシュは日本人向きだし、いい選手もいるんです。欧米でも南米でも盛んで、世界とつながっている。ただ、その大会だけなので、次につながるかどうか」

   キャスターのテリー伊藤「野球だと東京ドームなら5万人。それに比べるとスカッシュ、空手はキャパシティーが違う」

   加藤「野球になったとき、どんなチームになるのかな」

   テリー「アメリカのメジャーが日本選手を渡すかどうか、駆け引きになりますよね。アメリカはWBCをやっているので、どっちを優先するか」

   加藤「ペナントレースが休みになるのか。気の早い話だけど」(大笑い)

   テリー「日本は休みになります(笑い)。でもメジャーは休まない。そのときダルビッシュやマー君を出すかというと、むずかしい」

   来年2月に大会開催基本計画をIOCに提出し、7月のIOC総会で追加競技が審議される段取りだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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