「とくダネ!」は「役立つアプリ」の大特集を組んだが、そのなかに「Dr.Wallet」という家計簿アプリがあった。レシートを撮影して送信すると、商品名や値段を記録してくれるすぐれものだそうで、手書きの領収書でも読み取ってくれるという。いったいどんな仕組みなのか。「現場」を訪ねてみると、そこには「まさか!」(ナレーション)の光景があったという。
レシートの店名、商品名、金額など1枚づつ手作業入力
マンションの一室で女性オペレーターがノートパソコンを開き、撮影されたレシートの内容をデータ入力していた。荘口彰久リポーターは「ガーッと機械に通していくのかと思ったら、地味にひとつずつ入力していくんですか」と驚いた風だ。オペレーターの女性は「はい、アナログな作業です」
このアプリでは、全国の登録オペレーター約500人が自宅などでレシートの入力作業を行っているそうだ。それぞれのオペレーターには、レシートの店名、商品名、金額などが細切れで送られてくるため、レシート全体の内容は把握できないようになっているという。
笠井信輔ニュースデスク「便利な世の中になったねといって、じつはスマホの向う側で手打ちで(やっていて)、結局マンパワーっていうか、昔の大型船で、底で漕いでる人がいたみたいな感じですよね」