取り締まり強化後も増加...3日に1人が死亡
危険ドラッグによる事件・事故は増えている。先月4日には東京・東久留米市で衝突事故を起こした男が意味不明の叫び声を上げている映像があった。6月には池袋で暴走車が通行人をはね7人が死傷した。このときも、運転していた男はもうろうとしてよだれを流していた。
厚労省が06~12年に危険ドラッグで救急搬送された518人を調査したところ、1割が暴力や事故、自傷行為を起こしていた。これまでに禁止指定した薬物は1429種類だが、新種がどんどん登場していちごっこが続いている。
吸ったことのある男性は「効果は劇的で、だんだん強いものがほしくなる」という。販売する業者ですら作用がわからないような強いものが出回っているのが現状だ。危険ドラッグが原因とみられる死亡者はおととしが8人、去年は9人だったが、今年は11月までに111人になった。 3日に1人の計算だ。
司会の加藤浩次「4月に取り締まりが厳しくなって、減るのかなと思ったら、逆に増えているんですね。1月から10月までで589人も逮捕者が出ています」
おおたわ史絵(内科医)「ハーブというが、しみこませた化学物質なんですね。医薬品では見たことがないような作用を脳に与えるものが出ています。禁止しても、ちょっと変えるのは簡単なんです。禁止指定するより、販売していい認可の指定をした方が早いと思いますね」
本村健太郎(弁護士)「危険ドラッグの判例はないが、覚せい剤の例が踏襲されると思います。薬物で是非の判断がつかない状態だと無罪になってしまう」
キャスターのテリー伊藤「(田中は)強盗殺人未遂じゃないの。十何回も刺している」
本村「責任能力の判断の問題になります」
それじゃぁ、刺されたり車にはねられて死んだりした人は浮かばれない。
おおたわ「(ドラッグの危険を)わかっていて使った人の罪がどうなるかを問われるべきですよ」
その通り。医者はいいね。法律家は法律でしか考えない。