宝くじの達人が明かす「これで一攫千金!」これまでに当せん金〆て3億円

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   年末ジャンボの宝くじが売り出し中だが、「日本一の売り場」といわれる東京・数寄屋橋の西銀座チャンスセンターをルポした。とにかく、1等5億円、前後賞1億円で当たれば総額7億円だ。1万円札を1枚祈るように握り締める人もいるが、どんと札束を差し出す人もいる。これまで3億円を当てたという「宝くじの達人」だそうだ。なにか、秘訣があるのか。

徹底研究して「運じゃないんだよ。全部実力」

   1000枚、5000枚と買う人もいるが、上には上の人がいる。馴染みの白いジャージ―を着た金属スクラップ回収業の男性(70)だ。顔は出さないが、よく話してくれる。この日は「200万円ぐらい。大したことはない」と6666枚購入した。「なぜ、そんなに多く?」と聞くと、「宝くじで当たって、土地を買って、建物を造った」と話す。埼玉方面の自宅にお邪魔すると、自分がオーナーである高級焼肉店を案内してくれた。

   今でこそ安泰だが、これまでは苦労の連続だったと話し始めた。「父親が15歳の時に亡くなって、中学を卒業してすぐ現場で鉄くず屋を始めて...」。貧乏をバネに必死に働いた。結婚して子供が誕生したのを機に一獲千金を決意、宝くじを徹底的に研究したという。

   「そのうちに当たるようになっちゃった。運じゃないんだよ。全部実力」

   その数日後、また数寄屋橋の売り場に現れた。車から降りると、まず靴に大量の塩をまく。着ているのは同じ白いジャージー。これで宝くじをグイと引き寄せるのだという。窓口は空いている5番と7番に向かった。「並んで待つと運気が下がる」と、人が少ないところに行くそうだ。その日はそれぞれ合わせて123万円、4203枚買った。さらに数日後、90万円で3000枚購入した。まだまだこれからも買いに来るという。何回かに分けて買うのは、自ら編み出した高額が当たる秘訣だ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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