東京・多摩市で9月(2014年)に住宅の建設現場6か所が連続して放火された事件の、きのう11月30日に近くに住む無職の男(22)が非現住建造物等放火容疑で逮捕された「むしゃくしゃしてやった」と話している。
放火は京王線・聖蹟桜ヶ丘駅から小田急線永山駅にかけての住宅街の半径2キロの区域で起きた。いずれも深夜で、建築中の住宅に灯油をまいて火をつけていた。警察、消防、住民や建設業者もパトロールなどに務めたためか、その後は途絶えていた。
両親・弟と4人住まいの無職
逮捕の決め手はガソリンスタンドの防犯カメラの映像だった。最初の放火事件の直前、ポリタンクで灯油を買う容疑者の姿があった。灯油を買う季節ではないことから不審をもたれた。
容疑者は放火現場に近いマンションに両親らと住んでいるが、壁をたたくなど騒音トラブルを起こしていた。部屋を訪ねた近所の住民の話では、室内のカベはぼこぼこだったという。このマンションでは事件の少し前、深夜の爆竹騒ぎや駐車場の消化器をぶちまける事件があり、放火事件のあとエレベーターのドアのガラスが割られていた。犯人は特定されていない。
現行犯逮捕狙っていた捜査当局
キャスターのテリー伊藤「地元の人はホッとしてるでしょうね」
勝谷誠彦(コラムニスト)「火を使うという意味で、爆竹、消化器はつながりがあるように感じますね」
テリー「ガソリンスタンドの映像はバイクで行っているので、早くからわかっていたと思うが、(警察は)現行犯逮捕したかったんだと思う」
勝谷「人が住んでいる住宅への放火は最高刑は死刑だが、住んでいない『非現住』は軽くなる」
テリー「そこまで知っていたかどうか」