シベリアの北部のイガルカ空港で25日(2014年11月)、乗客が立往生した飛行機を押して移動させるという珍事が起きた。氷点下52度の地面も雪氷で凍りつくなか、飛び立つ予定の飛行機が駐機した場所で動けなくなってしまった。すると、乗客70人がタイヤや翼付近などを押して滑走路まで運んだという。
飛行機は無事に離陸し目的地に到着したそうだ。乗客は天然ガスなどの採掘作業員らで、約1か月の作業を終えて家路につこうとしていた人たちだ。
機体30トン!タイヤや翼を「ウンセッ、ウンセッ」
機体の重さは約30トンもあったが、航空評論家の小林宏之さんは「70人いれば動かせる」という。まして地面が凍っていたとなればむずかしくないという。西シベリアの交通検察局は「ロシアでは乗客が滑走路に降りることは禁止されており、どうして乗客が機体を押すことになったのかを現在調査中。来週には結果が出る」としている。
現地メディアはブレーキシステムの凍結、牽引車がスリップしたことが原因として推定されると伝えている。
司会の羽鳥慎一「飛び立ったとしても、怖いよね」
赤江珠緒キャスター「どなたが最初に降りたのでしょう」
羽鳥「みんな押そうぜってね。1か月働いていたので、どうしても帰りたかったんでしょうね」