小惑星探査機「はやぶさ2」があさって30日(2014年11月)午後に打ち上げられる。地球と火星の間にあって最大3億キロ離れた小惑星「1999JU3」で岩石などを採取して20年冬に地球へ戻る計画だ。この小惑星には、太陽系が生まれたころの水や有機物が残っている可能性があり、生命の起源を探るヒントが得られるではないかと見られる。
重さ2キロの銅板ぶつけて人工クレーター
はやぶさ2には小惑星の表面に向けて発射する衝突装置「インパクタ」が搭載されている。重さ2キロの銅板を時速7200キロで発射し、積もったチリを吹き飛ばして人工のクレーターをつくる。その下にある風化していない岩石を採取するためだ。
衝突で起きる暴風ではやぶさ本体も傷つく可能性があるため、いったん安全な場所に回ってから戻り、46億年前の状態に近いといわれる砂などをノズルで回収するという。
1年半滞在して調査
惑星到着までに軌道修正などもあって3年半をかける。小惑星には1年半滞在して調査を進め、19年に出発して地球に帰還する。オーストラリアの砂漠に、採取物質入りのカプセルを投下するのは、先代「はやぶさ」と同じだ。
司会の加藤浩次「(初代の)はやぶさが持ち帰ってきたのは微粒子をほんのちょっとでした。今度はもう少しガバッと取ってきてほしいですね」
キャスターのテリー伊藤「いやあ、これはガバッとどころじゃないよ」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト