「産経新聞前ソウル支局長」初公判!裁判所周辺で暴漢ども生卵投げつけ

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   韓国の朴槿恵大統領の「名誉を傷つけた」として起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の初公判がきのう27日(2014年11月)、ソウル中央地裁で開かれた。加藤氏は起訴内容を否認し全面的に争う姿勢を示した。起訴自体が「報道の自由」を問われる裁判だが、裁判所の外にはとんでもない暴漢たちがいた。

批判恐れる朴槿恵政権...韓国メディアも次々告訴

   公判終了後、加藤氏が乗った車が裁判所を出たところで、保守系団体の男たち数人が取り囲み、「このやろう、謝罪してから帰れ」「大統領と国民!謝罪しろ」「出てこい。このやろう」など罵声を浴びせながら生卵を投げつけ、車の窓に張り紙をするなどしたのだ。

   男たちは車のボンネットに寝そべったり、車の前に座り込んだりしたが、止める者は誰もいない。韓国のメディアが車内の写真を撮っている。かなり経ってから警官が駆けつけ、車は抜け出したが、車は生卵だらけだ。

   司会の小倉智昭「やめてもらいたいね。当局はだまって見てるんですか!」

   この保守系団体のメンバーは、法廷内でも「謝罪しろ」と叫んで退廷させられていたが、その後も法廷の外でもずっと叫び声をあげて、加藤氏が出てくるのを待っていたのだという。

   この日はソウルで日韓外務省局長級会議が行われた。この場で日本側は韓国側に「邦人保護に適切な対応」を求めた。加藤氏は出国禁止にされており、これについても早急に解除するよう求めた。

   韓国内ではこのところ政府関係からメディアが訴えられる例が増えているという。朴大統領は権力の使い方を間違えているのではないのか。批判を恐れる政権はもう長くない。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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