阿藤快「製糸場だけじゃない群馬」下仁田・安中初冬旅!日本最初の牧場で赤身肉に舌鼓

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遠くへ行きたい(読売テレビ・日本テレビ系11月23日あさ6時30分)>群馬県・富岡製糸場は世界遺産に登録され、週末ともなると大変な数の見学客が押し寄せていますが、阿藤快さんが製糸場だけじゃない、初冬の富岡・安中・下仁田を旅しました。「群馬には世界に誇るものがいっぱい。こりゃ行かずばなるめえ」というわけです。

工女さんも食べに来たコロッケと中華そば

   製糸場とは街道をはさんで反対側にあるのが「岡重肉店」です。店には「工女さんが愛したコロッケ」とあります。コロッケはアツアツじゃなければおいしくないというこの店は、客の注文を受けてから揚げるのが人気の秘密だ。1個60円と安い。

   阿藤さん「外サクサク、中アツアツで寒い冬にはうってつけだね」

   すぐ近くの「富士屋」はこれまた工女さんが通ってきた食堂で、「みなさんラーメンがお好きだったようです」と話す。昔ながらの中華そば500円です。

   阿藤さんが次に向かったのは安中の磯部温泉でした。ここはあるものの発祥地だといいます。何だろう?いろいろ聞いて回ると、地元のおせんべい屋さんが教えてくれました。

「温泉記号だよ」

   温泉記号? そう、地図などにある半円形の上に湯気がゆらゆらと3本書かれたあのマークです。たしかに「日本最古の温泉記号」なる石碑も発見しました。江戸時代の絵図が原型だそうです。

   下仁田まで来たらやっぱりねぎでしょう。ひと口に下仁田ねぎといっても幻といわれるのが山間で育てられるもので、味は別格といいます。安藤農園を訪れた阿藤さん、畑で収穫を手伝うふりをして、生でかじってみます。

   安藤いそ子さん「辛いでしょ」

   阿藤さん「辛くねえ...。いや、きたきたきた。皮の辛さがきて、次に中の甘さが来るんだね。おもしれえ」

「噛んで噛んで...ああ、出てきた肉の甘み」

   さらに、神津牧場にたどり着くと、ここにも発祥というものがありました。牧場長の須山哲男さんによると、「日本で一番古い牧場なんです。明治20年に様式牧場として始まりました。ジャージー牛を飼って乳製品を作るための酪農ですね」

   西洋人に体格的に劣っていた日本人の体力作りのために神津邦太郎が開いたものでした。ここで阿藤さんは寝そべっている牛にまたがったり、牧草をかじって「硬てえ」なんて言っています。

   須山さん「そりゃそうでしょう。人間が食べるもんじゃないですよ」

   阿藤さん「でも、甘いですよ」

   須山さん「ホントかなあ。あっ、ホントだ」

   阿藤さんの飾らない人柄に、旅先で出会う人がたちまち打ち解けます。観光で訪れた子供たちも牧場の中に入れるガイドツアーがあって、45分500円で牛にまたがったりできるんです。宿泊施設「神津牧場ロッジ」(1泊6200円)の宿泊客は、まさにしぼりたての牛乳の「牛乳風呂」に入ることができます。お肌ツルツルになるんでしょうねえ。お泊りして入りたいです。

   さすがにお腹がすいて、鉄板焼きコーナーでお食事です。「できたてのバターとジャージー牛の肉をいただきます」。肉はここで2年間育てられた雄牛の肉です。サーロイン定食2000円。鮮やかな赤身のお肉が出てきました。

   阿藤さん「うん、塩・コショウで甘みが出てきて...、噛まなきゃいけない肉、久々ですわ」

   それって、かなり固いってこと?

   須山さん「あまり脂が入り過ぎると、とろけますけどね、やっぱり肉の味としては赤身のほうが全然濃厚ですよ」

   阿藤さん「あっ、出てきた!甘みが出てきた。肉の...。噛んで噛んで...。これが肉というものですね」

   大さわぎしながら阿藤さんの群馬の旅は終りました。これからは上州名物からっ風が吹く季節です。暖かくしてお出かけ下さいね。

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