沖縄・八重山地方が深刻な水不足に陥っている。そこで、「やっぱりこれっきゃない」と四半世紀ぶりに雨乞いの儀式が行われた。「地方紙発週刊ホットニュース」コーナーで『琉球新報』の記事を紹介した。
儀式は竹富町小浜島で行われた。古くから嘉保根御嶽の敷地内に置かれた「ガンドゥラ(雷)石」を落とすと、ゴロゴロという音が響いて雷を呼び、雨をもたらすと言い伝えられてきた。
大石を転がして雷を呼び、神司が歌で雲を呼ぶ
島の青年たちがガンドゥラ石を肩まで持ち上げて落とすと、転がってゴロゴロという音がして、島の7人の神司(女性)が雨乞いの唄を歌い始めると、晴れていた空に雨雲らしき雲が湧き起こり、なんとパラパラと小雨が降りだしたのだ。
雨乞いすれば雨が降るのが当然というように、小浜島公民館の大久英助副館長は「歌っている最中に雨が降ったということは、願いが天に通じたのかなと喜んでいます」
キャスターの齋藤孝「びっくりしたねえ。思いが通じたのかな」
沖縄には神秘な何かが息づいているようだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト