捜査のポイント「いつどこで毒物入手したか」
逮捕前に事件や日常生活などについて読売テレビの記者に語っていた。
――勇夫さんのことは。
「もうこの人で最後ですよ、というくらい安心感のある人でした。(死んで)残念で悔しいですね」
――勇夫さんに青酸化合物が出たことは。
「知らないところで毒のようなものを、健康食品とか、何か体にいいんだよ、と与えられて飲んだことしか考えらない」
――警察について
「指紋とったり、うそ発見器にかけられたり。あっ、犯人扱いなんだだって...」
――青酸化合物は普通には手に入らないが。
「あれって、どんなふうに手に入るんですか。私とはまったく関係ない。天に誓って自信持っていえる」
――なぜ何回も婚活したのか。
「やっぱり、老後をゆっくり穏やかに、それなりの人に頼って、生きていきたいと望んだから」
司会の加藤浩次「今後どんな捜査になりますか」
コメンテーターの本村健太郎(弁護士)「最大のポイントは、千佐子容疑者の犯行が可能だったかどうか、ということです。青酸化合物をいつ、どこで、どのような方法で入手したのか。この接点が出てこないと犯行は不可能だったということになります」
はたして、物証が出てくるかどうか。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト