来年になったら解散もできなくなる...
街の声を聞いても、「物価だけ上がっている」「(住宅)安いものを求める人が多い」「温泉旅行もいけない」「モノが売れない」「改装延期」と景気のいい話はない。
きのうオーストラリアから帰国した安倍首相は、公明党の会合で「残念ながらいい数字ではありません。デフレから脱却するチャンスをつかんだんです。来年の消費税引き上げを冷静に分析したい」と話した。消費税引き上げの先送りと衆院解散を今晩表明する。
その解散の意味がよくわからない。そこで街で名前をつけてもらった。出たのは「安倍勝手解散」「やってみたら解散」「なんでやるの?解散」「なぜ?」...と、理由がわからないというのが多かった。
田﨑史郎(時事通信解説委員)は「不意打ち解散」と名付けた。唐突感があるのは「来年になると解散ができないという事情からだ」という。司会の小倉智昭はモノの順序が違うと「あべこべ解散」という。
安田洋祐(経済学者)「エコノミストも見誤った。それだけ難しいが、選挙になったら有権者はアベノミクスへの評価を自分で判断しないといけないですね」
指標はいいもの悪いものいろいろだ。これを自分の生活とすりあわせて判断する――当たり前のことをいわないといけないんだから、困ったものだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト