沖縄「辺野古移転」反対の翁長氏が知事選圧勝!「工事承認を見直す」

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   きのう16日(2014年11月)に投開票がおこなわれた沖縄知事選は、米軍普天間飛行場の辺野古移転に反対する前那覇市長の翁長雄志氏(64)が、現職の仲井眞弘多氏(75)に10万票もの大差で勝った。仲井眞氏の「辺野古移転承認は有効だ」とする政府との闘いが始まる。

仲井眞知事に県民の根強い反発!カネで沖縄を売った

   4人が立候補して論戦が繰り広げられ、関心は高く、投票率も64.13%と前回を4ポイント近く上回った。翁長氏が36万票余、仲井眞氏は26万票余、下地幹郎氏、喜納昌吉氏は支持が伸びなかった。

   勝った翁長氏よりも、敗れた仲井眞氏の「全く考えてなかった結果。理由がよくつかめてない」という言葉に、今回の選挙の実相と沖縄の現状が出ていた。仲井眞氏は昨年12月、安倍首相との間で毎年3000億円超の振興予算と引きかえに辺野古移転を承認した。多くの県民にはカネで辺野古を売った裏切りと映った。仲井眞陣営はそれをつかんでいなかったということだ。

   仲井眞陣営だけではない。マスコミも選挙の趨勢をつかんでいなかった。いや、つかんでいたのかもしれないが、それが全国的に大きく伝えられることはなかった。「仲井眞危うし」となれば大ニュースだろうに。

   翁長氏はもともとは自民党の県議、県幹事長だった。そんな政治家が「沖縄の誇り」を掲げ、仲井眞氏の辺野古埋め立て承認に異を唱え、普天間の県外、 国外移転とオスプレイ配備反対を主張し県民の支持を集めた。実に多くの県民が、昨年の政府との合意のあと、満足げに「いい正月が迎えられる」と言った仲井眞氏に反発を感じていたという。仲井眞氏はそれを十分にはつかんでいなかった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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