普天間基地の名護市辺野古への移設にノーが突き付けられた。沖縄県知事選の投開票が16日(2014年11月)に行なわれ、翁長雄志・前那覇市長(64)が3選を目指した現職の仲井真弘多知事(75)を10万票近い大差をつけ当選を決めた。
翁長新知事は「辺野古基地は作らせない。それからオスプレイ配備撤回。ぶれないで今回の公約を含め、しっかりと県民に約束したことを実行していく」と決意を述べたが、辺野古移設阻止の具体的な実現となると簡単ではない。
安倍内閣「手続きに誤りなければ建設受け入れ取り消せない」
仲井真知事が辺野古沿岸の埋め立てを承認したこともあって、安倍政権は引き続き辺野古移設を進める方針で、早ければ年度内にも埋め立て工事の入りたい考えだ。これに対し、翁長氏は「承認の過程を検証して、問題があれば取り消す」としているが、政府は決定的な誤りがなければ承認を取り消すことはできないとみている。
「あさチャン!」は難しい政治問題はニュース記事を読み上げてさらりと流す傾向だが、珍しくキャスターの齋藤孝が次のような感想を語った。「基地問題が沖縄の人の大きな負担になっていることがはっきりした選挙でした。ならばどこへという問題になるが、それが決まらない限り、普天間基地があり続けるという」
普天間基地を撤去したければ辺野古は仕方がないということなのか。齋藤はいつもはっきりしない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト