テニスのATPワールドツアーファイナルズで、錦織圭選手がダビド・フェレールに「貫禄の逆転勝ち」(番組キャプション)して、アジア選手初の準決勝進出を決めた。
あす(2014年15日)夜かあさって早朝に行われる準決勝の相手はまだ決まってないが、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチが有力だ。錦織との対戦成績は2勝2敗で、9月の全米オープンでは錦織が勝っている。
勝機は「前に出て高い打点のストローク戦」
テニス解説者の神尾米氏は「ジョコビッチは守りもすごいし、攻めもある。ものすごい強い」という。「あのとき(全米)は錦織を少し甘く見ていたところがあった。錦織の体力が持たず、5セットのうちにどこかで落ちてくるだろうと想定して試合をしていましたよね。今回は対策を練って、最初からギアを上げてくるので、なかなかむずかしいかもしれません。ただ、ストローク戦になったときは十分戦えると思います」
錦織が勝つためには「先手必勝」だそうで、「相手にプレーをさせないくらい、どんどん前に入っていく、打点を高くしていのが1番のポイント」と話す。