テニスの「今年の世界王者」を決めるATPツアー・ファイナルで錦織圭選手が準決勝進出を決めた。予定されていたミロシュ・ラオニッチが太もものケガで棄権し、相手変更になったダビド・フェレール選手(32)に逆転で破った。この時点ではまだ準決勝進出は確定していなかったが、続くフェデラー・マレー戦でフェデラーがストレート勝ちし、B組の1位フェデラー、2位錦織が決まった。
代役フェレールに逆転勝ち「100%の勝ちではないがうれしい」
代役フェレールは世界ランキング10位で5位の錦織より格下だが、強靭なスタミナと巧みなフットワークで定評ある強豪だった。きのう13日(2014年11月)午後11時(日本時間)から始まった試合は、フェレールのペースで進み、錦織は第1セットを落とした。しかし、ここからが錦織の本領発揮だ。粘り食いつき、第2セットはサービスエースを連発し、第3セットではネット際にスーパーショットを決めて底力を見せつけた。
試合後、「勝たなければいけないことはわかっていた。100%の勝ちではないが、勝ててうれしい」と話した。
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト