日テレのコンプライアンスでは「差別禁止」
「ホステスは清廉じゃないでしょうか」
おばあちゃんたちの街・巣鴨で聞くと、「不潔感がある」「子どもはいかせない」「いまどき清廉性ですか?」「理不尽だな」とさまざまだが、多数派は「アナウンサーに清廉性は求めない」と出た。ところが、若者の町・渋谷では「アナウンサーには清廉さが必要」という答えが多かった。
では、銀座のホステスはどう考えるか。「最低! 日本テレビはこういう仕事をバカにしている」「立派な職業だと思ってます」「ありえない。時代錯誤も甚だしい」「クラブで働いてるというと、『すごい勉強しないとダメでしょう』と尊敬される」と、当然ながら日テレをボロクソだ。
司会の小倉智昭「笹崎さんてなかなか魅力的じゃないですか。学生時代から可愛いってことは、アナウンサーになってもっと光りますよ」
中瀬ゆかり(「新潮社」出版部長)「ホステスが理由とは、いつの時代の話だといいたくなりますよね。日テレはコンプライアンスで差別禁止をうたっているのに...」
ショーンK(経営コンサルタント)「入社してもしていなくても、彼女はリスクを負う。それをあえてやった意味を考える必要がありますよ。ヨーロッパでは『過去を忘れられる権利』が認められつつあります。しっかり議論すべきですよ」
小倉「女子アナとしてはどうです?」
梅津弥英子アナ「多くの人に不快な感じを与えない必要はあると思いますが、今回は内定したあとでしょう。他の就職活動もできなかった」
笠井信輔ニュースデスク「アナウンサーになって30代のころ、電車の中でマンガを読んでいたら投書が来たんです。もうニュースは見ないと。以来、マンガを読むのをやめました」
小倉「笹崎さん、見てたらオーケープロダクション(小倉が取締役)へ来ませんか。お待ちしてます」
それもありか。ところで、日テレのお偉いさんたちはクラブでホステスさん相手に酒は飲まないんだろうか。これからはすっごく嫌われると思うよ。