ATPワールドツアー・ファイナルの1次リーグB組の錦織圭選手は、日本時間のきのう13日(2014年11月)深夜、準決勝進出を決めた。ただ、対戦相手は予定されていたミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が故障のため棄権し、補欠のダビド・フェレール(スペイン)に変わった。補欠がいたというのもちょっと驚きだ。
ラオニッチ故障で急きょ代役フェレール...逆転勝ちで1次リーグ突破
ラオニッチの棄権は試合開始1時間半前に決まった。太もものけがで「錦織と闘いたかったが、中途半端は失礼だ」と出場を取りやめた。代わったフェレールは世界ランク10位で、強烈なサーブが武器のラオニッチとは対照的に、ラリーで走り回るタイプだ。
錦織は第1セットを落としたが、2、3セットを連取した。とくに後半はサーブがよく入り、多彩なショットが冴えた。試合を見守ったプロテニスプレーヤーの松岡修造は「相手が変わってタフだったと思う。リズムを作ったのはサーブ。フェレールも絶好調だったが、錦織の勝因はメンタルの強さ」という。
司会の小倉智昭「松岡さんはギアチェンジすると強さが変わるというのだけれど、どうやってギアチェンジするんだろうね」
ショーンK(経営コンサルタント)「錦織選手はポイントを上げるまでの移動距離が短い。予測する力が素晴らしいんでしょうね」
小倉「ファイナル・セットまでいったときの勝率は彼が一番高いんですよ」
梅津弥英子アナ「それにしても、待機している選手がいたので、そうなんだと驚きました」
岸本哲也レポーターが取材していて「スタンバイ料が約980万円」
梅津「出なくても?」
岸本「出なくてもです」
小倉「限られた選手だけの場だから、観客のためにも不戦勝にはしないんでしょうね。繰り上げって面白い」