「速報です。人類で初めての偉業が成し遂げられたというニュースが飛び込んできました」
アナウンサーの森圭介が興奮気味に伝えた。けさ13日午前1時過ぎ(2014年11月)、探査機が彗星に着陸したと欧州宇宙機関(ESA)が発表した。宇宙空間に猛スピードで進む彗星に着陸したという大変な出来事だ。
長さ4キロのチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
森はイメージCGで説明しながら紹介する。彗星は発見者の名前で「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」といい、成分は氷、ちりなどで、長さは最大約4キロ。最高時速で10万キロ、秒速では28キロの速さで太陽に近づいている。それに探査機が命中したというわけだ。
司会の加藤浩次「そのイメージCGはなんですか」
森が彗星と周囲の曲線の動きを説明しながら、「これが軌道なんです。非常に複雑な動きをしながら彗星に近付いて行ったのですが、なぜ複雑だったのかといいますと、高速で動いて、かつ自転しているため、2つのねじれを合わせるのが大変難しかったそうです。10年かけてようやく着陸しました」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト