ATPツアー・ファイナルできょう12日未明(2014年11月)に行なわれた1次リーグB組第2戦で、世界ランク2位のロジャー・フェデラー(スイス)に挑んだ錦織圭は3-6、2-6のストレートで敗れ、通算1勝1敗となった。次は8位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と準決勝進出をかける。
次の対戦相手ラオニッチには楽天オープンで破って優勝
滑り出しはよかったように見えた。それを持続できなかった。第1セットを落としたあと、第2セットの最初のゲームをとった。しかし、ショットの正確さがいまひとつで、反撃にならなかった。逆に、フェデラーは伝説通りの強さを見せた。
試合後、錦織は「自分のしたいテニスをさせてくれないのが彼(フェデラー)の強さかなと思いました」と話した。プロテニスプレーヤーの松岡修造は敗因を「サービスの精度に欠けた」と見た。なにしろ初の大舞台だ。まだ図太さが足らなかったのかもしれない。
司会の小倉智昭は「フェデラーに負けたっていいんです。次を勝てば決勝トーナメントに進めますから」という。勝てば文句なしだが、負けても他の選手の結果次第ではまだ決勝進出の可能性がある。次の相手のラオニッチは高速サーブが売りだが、錦織は先月の楽天オープンで彼に勝って優勝している。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト