クマに襲われリンゴ畑の男性死亡!山のドングリ不作で例年にない出没数

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   全国各地で人里にクマが出没し、被害が相次いでいる。6日(2014年11月)には岐阜県高山市のリンゴ畑で、経営者の原田和夫さん(74)がクマに襲われ死亡した。

   原田さんの妻によると、「最近、クマが(リンゴの)木を荒らすので見回りに行って襲われた」らしい。「顔が血だらけで肩もえぐられていた」という。畑にはクマの足跡やクマが食べたとみられるリンゴの食べカスが残されていた。

エサを求めて人里へ...捕獲数、人的被害も大幅増

   環境省に調べでは、今年捕獲されたクマは4~9月までに2712頭(昨年1829頭)で、人身被害も80人(同57人) と大幅に増えている。「あさチャン!」が熊が毎日のように訪れるという岩手県雫石町で牛を飼っている「ちくまヶ丘農場」に、定点カメラを据え待っていたところ、案の定やってきた。熊は迷うことなく棚の上に置かれた餌の入った缶を引きずり降ろし食べ始めた。

   この農場が肥育しているのは、黒砂糖に蜂蜜をブレンドした餌で育てるブランド牛「黒みつ牛」だ。いかにもクマが好みそうな餌で、被害は年間20万円に達するという。農場主の吉澤貞男(56)は「例年だと7月下旬からだが、今年は5月の連休から毎日やってきた。別に招待しているわけではないが、残念ながら毎日来る。皆勤賞です」と笑う。

   クマの生態に詳しい専門家によると、今年はクマの主食であるドングリ類が山で不作のため、餌を求めて行動域を広げているのだという。

   キャスターの齋藤孝「昔から野生動物との共生はテーマで、対策を講じなければいけないんですけど、宮澤賢治に『なめとこ山の熊』という名作があります。共生の在り方の一つを描いているのでぜひ読んでください」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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