北朝鮮「拉致問題徹底的調査」ポーズだけ...進捗確認協議でも「安否情報なし」

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   拉致被害者らの再調査の進捗状況を確認するため訪朝した政府代表団は30日(2014年10月)に安倍首相らに協議内容を報告したが、肝心の拉致被害者に関する具体的な安否情報についての情報が示されることはなかったという。

   安倍首相は「北朝鮮側から過去の調査結果にこだわらず新しい角度からくまなく調査を深めていくとの方針が示された。(拉致実行犯の)特殊機関に対しても徹底した調査を行うとの説明があった」と語った。

家族会は失望「政府は次の手をどうやって打つのか」

   徹底調査のポーズをにぎにぎしく強調されただけで、案の定、具体的な中身はゼロだった。期待外れの結果に、拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表は「『過去の調査結果にこだわらず』という意味が分からないし、次回いつやるのかもわからない。政府は次の手をどうやって打つのか...」と失望を隠せない。

   キャスターの齋藤孝が「過去の調査結果にこだわらない」という『調』の字の意味を取り上げた。文字通り「調べる」のほか、「ととのう、ととのえる」の意味で、調和、調味料と使う。もう一つは軽蔑する、あざけりの意味で調戯(からか)うとか、嘲笑を調笑と書くこともあるという。

   齋藤「このあざけりの調を北朝鮮にやられると困りますので、しっかり調べて頂きたい」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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