きのう29日(2014年10月)、タレントの磯野貴理子(50)が脳梗塞で倒れ緊急入院したと発表された。前日までテレビ出演し元気な様子だった。脳梗塞は高齢者の病気と思われているが、40、50代も襲われることは少なくない。前兆はなにかあるのか。同世代で襲われたタレントも少なくない。
「鍵穴にキーを差し込もうとしても入らないの」
タレントの麻木久仁子(51)も48歳の時、突然、脳梗塞に襲われた。「不意に、あっと急に右足、右手がジーンとして細かく震え始めたんです。力も入らない。すぐ収まりましたが、帰宅してキーを鍵穴に入れようとしても入らないのです」
数日後に病院に行くと脳梗塞といわれた。3か月で回復し後遺症もないという。ただ、今も薬を飲み続けている。
フリーアナウンサーの沼尾ひろ子(50)は42歳のときに襲われた。車を運転していたときに、何の前触れもなく睡魔と倦怠憾を覚えた。6日後に緊急入院したが、言語障害になり自分の名前も出てこなかった。「人生の絶望」に陥ったというが、リハビリで3か月後に元に戻った。
幸い2人は復帰できたが、脳梗塞を防ぐためには、何といっても早期発見、早期治療だ。「でも、予兆、わからないですねえ」と司会の加藤浩次。そこで、コメンテーターのおおたわ史絵(内科医)が注意点を説明した。「とにかく早く病院へ」が重要で、目安は4時間半。それ以内なら回復する可能性が高い。
「顔のマヒ」「片腕のマヒ」「ろれつ」「早期発見」
予兆のキーワードは「FAST」だ。Fはfaceで顔のマヒ。Aはarmで片腕のマヒ。Sはspeechで言葉、ろれつ。Tはtimeで早期治療である。また、生活習慣の注意すべき点としては、(1)こたつで寝ると脱水症になりやすい(2)20歳の時より体重が5キロ以上多い人の人は肥満にならないように(3)デスクワークを長時間続けて水分補給をしないと血管が詰まりやすい。
気になる人のための10秒検査が紹介された。両腕を肩の高さに上げ、手のひらを上に向けて指を伸ばし、10秒間やっていて片腕が内側に落ちてくると要注意だそうだ。
一ツ石