今年大ブレークしたゆるキャラの「ふなっしー」がきのう29日(2014年10月)、年賀状キャンペーンのイベントに登場して激動の2014年を振り返った。いつも通りの「ヒャッハー」というかけ声と過激なアクション。それにも増して快調だったのがおしゃべりで、これこそが人気の秘密だ。ただ、悩みもあるんだとか。
年賀状キャンペーンで言いたい放題...
司会者から「今年いちばん楽しかったこと」を聞かれると、「海外へ行けたのが楽しかったと思うしな。(良かったのは)パリかな。刺激的だったしな~」
7月にパリで行われた「ジャパンエキスポ」では、ピーンと背伸びして「エッフェル塔」とやったり、会場を飛び回ったりした。当意即妙のおしゃべりで着ぐるみの中身が個性を持ったというのはたしかに革命だった。
お陰でニセモノまで現れた。6月に兵庫・高砂市で行われたゆるキャラ集合イベントに出て来たのがニセモノのわかってひと騒動。先月には弟を登場させた。なんでも兄弟は274人(ふなし)で、その56番目の弟だと、家族物語まで作ってみせた。
きのうのイベントで「大変だったことはなに」と聞かれ、「テレビ局の方がだんだん欲求をエスカレートさせていったことなしな。もうね、海に投げられたり、飛行機で飛ばされたりとかなしな」。たしかに4月、スカイダイビングで「梨汁 ぶしゃー」と絶叫していた。
ウケてる秘密は「しゃべるゆるキャラ」
今年一番世話になった人は「いろんなメーカーさんの担当者さんにはお世話になったなしな」。そこで会場にいた木下康太郎レポーターに気づくと、「(フジテレビの)亀山社長? たいしてお世話になってないなしな。(開局)55周年大使も結局もらえなかったし。あっ、でもね、いつもね、番組に出させてもらってありがとうございます」と笑って頭を下げた。
まあ、ぬいぐるみがしゃべるだけでも前代未聞なのに、どんな状況でも場の空気を逃さず、絶妙な気配りで答える。テレビが飛びつくのも当然だ。テレビが付けば鬼に金棒ということだ。
司会の小倉智昭「こんなに動きの激しいキャラクターいませんからね」
木下「2回取材させてもらったんですけど、ふなっしーの良さは可愛いのもあるが、頭の回転の早さですね。レコード会社から12月31日は空けておいてくれといわれているそうなので、もしかしたら紅白歌合戦にも出るかもしれません」
にしても、小柄で運動神経がよくて頭の回転がよくて...。中に入ってるのはどんな人だろう。