世界ランキング7位の錦織圭選手が、11月9日(2014年)から始まる世界王者決定戦ATPワールドツアーファイナル(ロンドン)に出場できるか注目されている。出場選手は世界ランキング上位8人だけ、賞金総額600万ドル(6億4000万円)という破格で、これまで日本人選手にとっては無縁の試合だった。
カギはきょうからのマスターズ・パリ大会
石井大裕アナによると、世界ランク3位のナダルは虫垂炎のために欠場が決まっており、上位で出場が決まっているのは1位のN・ジョコビッチ、2位のR・フェデラー、4位のS・ワウリンカ、7位のM・リチッチの4人だ。
残りは4つというわけだが、錦織のライバルとしては5位のA・マレー、9位のD・フェレール、10位のM・ラオニッチなどがおり、カギとなるのは28日からのマスターズ・パリ大会だ。優勝すれば1000点のポイントを稼げるとあって有力選手がそろって出場している。
石井「錦織がパリ大会でベスト4位までいければ自力でツアーファイナル出場を勝ち取ることができるのですが、そうならなくても、フェレールとラオニッチが決勝戦まで進まない限り大丈夫です。80%ぐらい出場できます」
司会の夏目三久「石井さんによる錦織選手の予想って、いままで全部その通りになってきたんですよね」
石井「まぐれですけど、これに関しては信じてください」
出場を決めるだけでも日本テニス界にとって新たな歴史の扉を開けることになる。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト