滋賀県・近江八幡市の有名料理店の店主・清水智子さん(52歳)が、自宅でメッタ刺しにされて殺害されてから2週間がたつ。阿部祐二リポーターが捜査の行方を追った。「近江八幡は商人の街として江戸時代から栄えていました。清水さんの自宅は近江八幡駅から約2キロの住宅街にあり、そこから約400メートルほど離れた観光施設に経営する店があります。今回の取材で2つの疑問が浮かび上がりました」
嵐の夜の惨劇...近隣住民「悲鳴は聞こえない状況」
清水さんが殺されたのは10月13日(2014年)の午後9時頃と見られている。知人は「あの日は台風が来るというので観光バスの予約がキャンセル。清水さんは午後3時過ぎに店を閉め帰宅しました」と話す。近所の住民は「あの晩は台風19号が来るというので皆さんしっかりと雨戸を閉めていた。ゴーゴーという風の音も凄かった。清水さんが悲鳴を上げていてもなかなか聞こえない状況でした」という。
阿部「清水さんは店との往復にミニバンを使い、自宅の横に止めていました。それまでは降りやすいように運転席側を道路側に向けていたのですが、発見された時は車の向きが反対になっていました。清水さんは1度帰宅して、再度どこかに出かけたと思われます」
義母や夫は入院中で一人住まい
清水さんは義母や夫が入院中で1人住まいだった。防犯には気を使っていて、玄関には防犯カメラも取り付けられていたが、「古いカメラなので作動しないことがよくあると言っていました」と知人は話す。
司会の加藤浩次「清水さんは美味しい近江牛の店を切り盛りしていたわけでしょう。謎が多いな」
阿部「犯人は清水さんの自宅の防犯カメラが作動していないことを知っていたのかもしれません。それだけに犯人は親しい人物ではと思われます」