エボラ対策に「MADE IN JAPAN」豊橋のマスクメーカーに世界中から注文殺到

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   WHO(世界保健機関)によると25日現在(2014年10月)で、エボラ出血熱の感染者数は1万141人、死者4922人に達している。今年3月時点でわずか49人だった感染者は7か月余りで1万人を突破したことになる。感染拡大で「2つのメイド・イン・ジャパンの技術力が世界中から期待されています」(井上貴博アナ)という。

PM2・5対策用だが感染力99%低下

   愛知県豊橋市の「くればぁ」という会社が開発したマスクはエボラ対策マスクだ。従来のマスクは静電気で微粒子を寄せ付け表面の繊維に絡ませる構造になっている。これだとエボラウイルスも付着しやすく、着脱の際に感染の恐れがある。これに対し、エボラ対策用マスクは微粒子が従来型に比べて50分の1しか付着しない。さらに、抗菌作用のある薬剤が染み込ませてあり、ウイルスの感染力は99%失わせることができるという。

   もとは中国のPM2.5対策用に開発されたものだが、エボラウイルス対策にも有効なんじゃないかと注目されている。1枚7980円と高いが、洗濯・洗浄すれば100回は使用可能という。現在、アメリカ、イギリスのほか、中国から注文依頼が来ているが、くればぁ社は先週、西アフリカに1万枚を無償で提供したため在庫はほぼゼロの状態で、フル稼働で増産中という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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