兵庫県「自転車の保険義務化」歩行者との事故で高額賠償の判決

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   兵庫県が自転車の保険を義務づける条例案を議会に提出することを明らかにした。背景には自転車と歩行者の事故による高額な賠償金の発生があるという。井上貴博アナが「子ども用の自転車であっても、高額な賠償で自己破産に追い込まれるケースもあります」と取り上げた。

62歳女性に正面衝突!11歳少年の保護者9500万円の支払い

   兵庫県神戸市では6年前に坂道で小学生(当時11)の少年が運転する自転車が散歩中の62歳の女性と正面衝突し、女性は頭を強くって意識不明の重体となる事故があった。神戸地裁では昨年7月(2013年)、少年の過失を認め保護者に9500万円の賠償を命じる判決を言い渡した。内訳は将来の介護費用約3940万円、後遺症に対する慰謝料約2800万円などだ。

   この事故が引き金の一つになったのだろう。兵庫県交通安全室の難波宏明室長は「自転車の保険加入促進に関して、保険の加入の義務化となると全国初になると考えております」と強調した。

   東京都や京都府でも保険の義務を定めているが、努力義務で罰則なし。また初めて聞いたが、自転車安全整備店で1000~2000円支払うと点検・整備を行ってくれると同時に、店側が保険に入り、事故の場合に1000~5000万円の賠償補償される仕組みもある。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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