なおざり公文書管理―役所の勝手な判断で廃棄!都合の悪いものは国民に見せるな

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フランスは200年以上前から文書管理の専門家育成

   フランスでは200年以上前から公文書の保存と公開に力を入れている。重要な文書を適切に保存するための専門職・アーキビストを育成し、およそ800人のアーキビストが政府の公文書管理局から省庁などに派遣されている。彼らは第三者の視点で文書管理の徹底を図り、恣意的な廃棄が行われていないか厳格に判断している。牧原教授は「フランスと日本では国の成り立ちや民主主義に対する意識が違います。省庁の中に専門家が2人もいて、それぞれがチェックする仕組みがあり、国民の意識も高い」という。

   国谷「日本でも公文書を巡ってフランスのようになるには何が必要でしょうか」

   牧原教授「大量の公文書を処理するにはそのための仕組みが必要になります。民主主義を機能させるためには公文書管理を徹底し、国民も関心を持ってほしいですね」

ナオジン

NHKクローズアップ現代(2014年10月20日放送「公文書は誰のものか~問われる1400万件の管理~」)

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