後を絶たない「監視カメラ誤認逮捕」不鮮明な映像根拠に自白強要

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米国ではFBIが専門家養成「映像に見えてるものは事実ではない」

   こうした監視カメラ映像による誤認逮捕はアメリカでも起きていて、映像を分析する専門家を養成している。「最初にわれわれが教えるのは、映像で見えているものは事実ではないということ」とFBIの専門訓練担当官は言う。ビデオは録画の段階で加工されていると考えているべきで、映像のアスペクトが違ったり、コマのスピードが変わったりすることで、見えているものは本来と変わってくる可能性があるからだそうだ。

   犯罪捜査に詳しい常磐大学の諸澤英道・大学院教授には、「指紋や血液型鑑定などは鑑識や専門家が分析、判断しています。映像でも警察を挙げて研究開発を進め、専門家を育て、捜査上のルールも整備するべきです」と語る。

NHKクローズアップ現代(2014年10月14日放送「防犯カメラの落とし穴~相次ぐ誤認逮捕~」)

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