潜伏期間長く検疫すり抜け...
齋藤孝キャスター「では、病院ではどんな治療が行われているのですか」
中島医師「点滴などの全身管理の方法が取られています。治療薬は開発中で、日本では抗インフルエンザ薬の『アビガン』が動物実験で治療できることが確認され、新しく承認されています」アビガンは富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬で、リベリアで医療活動中に感染したフランス人看護師がこの薬を投与され、このほど退院している。
日本で感染者が出たときはどんな対策がとられるのか。治療する仕組みはできているが、エボラ出血熱の潜伏期間は2~21日と長く、アメリカの感染例のように、発症する前に入国するケースはゼロではないという。本人も知らずに体調不良から普通の病院で治療を受け、感染が広がる可能性は否定できないようだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト