朝ドラ「マッサン」好調で国産ウイスキーメーカー「草分け」争い?サントリーVSニッカ

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   NHK連続テレビ小説「マッサン」が連日20%台の視聴率と好スタートを切った。話はニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝とスコットランド人妻の国産ウイスキー作りにかける情熱と苦労を描くものだが、7日(2014年10月)の第7話からはサントリーの創業者・鳥井信治郎がモデルの鴨居欣次郎も登場してきた。

   竹鶴は鳥井に招かれ、「鳥井商店」(のちに壽屋、サントリー)の山崎蒸留所(大阪・島本)で国内初のウイスキー作りに携わる。その後、退職して「大日本果汁株式会社」(略称・日果。後にニッカ)を創業してウイスキー作りを続けた。「マッサン」でもこれから亀山政春(マッサン)が鴨居商店に移る展開になるのだろう。

   ドラマにあやかって、ニッカとサントリーは「ウイスキーブーム」を仕掛けている。ニッカは朝ドラにタイミングを合わせるように、先月30日(2014年9月)に新ブランド「ザ・ニッカ」を発売した。「12年」(5000円)と「40年」(50万円)だ。「40年」は700本限定である。

   サントリーは10月1日付でホールディングス社長にローソンの前会長・新浪剛史氏が就任して攻勢をかける。海外販路の拡大が狙いだが、国内向けにもウイスキー復調を引っ張っている「角ハイボール」のさらなるヒットに力を入れる。どちらも「国産ウイスキーの草分けはこっち」というプライドがかかっている。サントリーは「マッサン」の中で創業者がどう描かれるかも気がかりなところだろう。「マッサン」が回を重ねていくと、両社のライバル心も熱くなりそうだ。(テレビウォッチ編集部

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