ワイドショーでも何度「またか!」と言われてきたことだろう。去年(2013年)10月8日、東京・三鷹で高校生・鈴木沙彩さん(当時18歳)がかつての交際相手につきまとわれ殺された。ストーカー殺人である。犯人の池永チャールストーマスの身勝手さは言うまでもないが、ワイドショーが問題にしたのは警察の手抜かりだった。
<「三鷹ストーカー殺人」被害高校生その朝に警察相談―警告の留守電受け犯人逆上?>(「モーニングバード!」」)、<三鷹署・杉並署 女子高生ストーカー「重大事案」と認識せず!警察官が1人でも行ってれば...>(「朝ズバッ!」)、<「女子高生ストーカー殺人」警察相談の直後...切迫した危険・遅れる対処>(「とくダネ!」)、<「女子高生殺害」加害者に接触しなかった警察の安易!留守電でかえって逆上>(「モーニングバード!」)と緩慢な対応を批判した。
犯人・池永チャールストーマス「懲役22年」控訴
ただ、ストーカー殺人は被害者も最後の最後まで殺されるとは思っていないことが多く、警察だけでは防ぎきれないことも確かだ。ワイドショーはそのことも指摘した。
<ストーカーに「警察の警告」逆効果?つきまといひどくなるケース多発>(「スッキリ!!」)、<気づきにくいストーカーの危険!「三鷹・女子高生殺害」警察相談もっと早かったら...>(「とくダネ!」)、<法律強化でストーカー被害なくならない!対策のプロ「警察は本当の危険性知らない」>(「朝ズバッ!」)
池永はこの8月に一審で懲役22年の判決を受け控訴した。(テレビウォッチ編集部)