今年7月(2014年)、長崎・佐世保市の女子高生(16)が同級生(当時15)を殺害した事件で、殺人容疑で逮捕された女子生徒の父親(53)がきのう5日(2014年10月)午後、自宅で首を吊って死亡しているのを訪ねてきた知人が見つけた。遺書などはないが、警察は自殺とみている。
女子生徒は1人暮らしをしていたマンションに同級生を呼んで殺害し、遺体を切断した。女生徒は警察の調べに「人を殺してみたかった」と話し、世間を驚かした事件だった。
実母の死去後、さほど日を置かずに父親が再婚するなど、家庭内の事情が女生徒の精神状態に何らかの影響を与えたともみられている。事件の前には、寝ていた父親を金属バットで殴り重傷を負わせている。マンションで1人暮らしになったのもそのためだった。
被害者側と補償などの話し合い
司会の小倉智昭「父親は自分が責任を持ってと言っていたんですよね」
父親は事件のあと公表した謝罪文で、「生きる自信さえ喪失しかけておりますが、私の命をもってお詫びしても償うことはできないものと捉え、(中略)謝罪・補償等、私の力の及ぶ限り誠意ある対応をしていく所存です」と語っていた。
弁護士には「私は生きていていいんでしょうか」などとも話し、「生きていてもらわないと困る」とたしなめられていたといい、補償などを話し合っていた。
山中章子アナ「やはり心労なんでしょうか」
父親は何も書き残していないといい、このあたりをうかがい知ることはだれにもできないのか。女生徒の動機はいまも不明で、現在は医療施設で観察下にある。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト