おすべらかしに袿・長袴・靴
まず、髪型のおすべらかしは「固めるので時間がかかりそうですが、詳しいことは分からない」。次に服装は「短い袴に靴をお履きになっていますが、これは移動の時の様子で、動き易くするために袴をお腹のところで折って短くし、靴は袴と同じ布で作る決まりになっています。靴のリボン飾りは身分によって異なるのだそうです」
このあと2人は社殿に上がられ、典子さまは再びお召かえ。今度の表着は祖母の三笠宮妃、百合子さまが大正天皇の妻、貞明皇后から贈られた赤色の袿、紫色の長袴だ。袴は参道を移動した際に着けていた紫の袴を下されたらしい。式は50分ほどで終わり、最後にお召かえになって現れたときの典子さまは洋装に戻った。
新郎・新婦の第一声は「心が晴れやかです」「私もほっとしております」だった。そのお召かえの早業にスタジオは再びびっくりだった。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト