御嶽山「安否不明者」約20人の捜索難しい...台風18号の影響で土石流の危険

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   御嶽山の山頂周辺には安否の確認が取れていない登山者がまだ10数人いるとみられているが、捜索活動が雨で阻まれている。けさ3日(2014年10月)も雨で山頂付近の視界はゼロ、捜索活動は中止となった。

   さらに、大型で非常に強い台風18号が進路を日本列島に向け、週明け6日未明には近畿、東海地方にもっとも接近する見通しで、火山灰で覆われた御嶽山で土石流発生の心配が出てきた。

火山灰含んだ「重たい水」一気にふもとに...

   普通は山に降った雨水は地面に浸透する。しかし、火山灰に雨が降ると粘土状になり雨が浸透せず、樹木や土石を巻き込んで土石流が発生する。森林総合研究所の落合博貴企画部長は「火山灰に雨水が混ざると重たい水になり、発生する水圧も大きくなります。結果的に遠くまで流れ下るような現象を起こします」という。土石流が発生したら被害は大きいというわけだ。1991年の雲仙・普賢岳噴火では1200棟の家屋が被害にあった。

文   モンブラン
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