先週26日(2014年9月)、山口市内のゴミステーションのゴミ袋からとんでもないものが見つかった。多分、袋が動いているので誰かが開けてみたのだろうが、とぐろを巻いた巨大なヘビだった。
住民から通報を受けた警察は、誰かが棄てたものとみて捜査していたところ、市内の20代の男性から電話があった。「飼育器の温度設定を間違えたため、死んだと勘違いして捨てた」という。
熱帯動物であるこのヘビを飼育する適温は25~30度。20度を下回ると動かなくなり、10度を下回ると死んでしまうこともあるという。ヘビは預かっていた徳山動物園から男性に返された。
ヘビはパプアンパイソンというニシキヘビの仲間で、パプアニューギニアに生息し、体長2メートル、体重は10キロもあった。
管轄の山口市「死んだペットでもゴミ出し禁止です。埋葬するか市に連絡を」
小松靖アナ「触ってみれば生きていることはわかるはずだが...」
司会の羽鳥慎一「はあ、故意に捨てたということでしょうかね」
小松「可能性はあると、詳しい方は言っています」
羽鳥「危ないんですか」
小松「とくに攻撃的なヘビではないといいますが...」
羽鳥「ヘビ苦手で気持ち悪いんです、というレベルじゃないですよ。危ない」
舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「こういうのって、登録制にするとか、販売経路をはっきりさせるとかしないといけないですよ」
高木美保(タレント)「ペットとして飼っていた生き物を、死んだからゴミとして出しちゃうってどうなんだろう。買ったお店に連絡すれば処分の仕方を教えてくれるかもしれない。かわいそうですよ、これは」
小松「ペットが死んでしまったときは、自治体によって対応が違います。山口市ではゴミに出すのは禁止。自分で埋葬するか、市の環境衛生課に連絡してといっています」
それにしても、ヘビを甘くみてはいけない。かつて暴力団が毒蛇の袋に仕込んで麻薬を密輸し、袋ごと冷凍して麻薬だけを取り出して蛇を捨てた事件があった。冷凍が解けてヘビは生き返って動き出したから大騒ぎとなり、麻薬の方も御用というのがあった。生き物を粗末にあつかうと祟りがある、くらいに思っていた方がいい。