新聞報道され新たな飼い主...はたしてこれでい良かったのか
この話がおととい24日の新聞で報じられると、2日間で全国から50件近くの問い合わせがあった。きのう直接パークを訪れた女性は「むかし飼っていたシーズーに似ているんです。生まれかわって引き寄せてくれたのかな」と引き取りを希望し、カメラの前で抱いて帰って行った。
司会の羽鳥慎一は「よかったですねぇ」という。しかし、吉永みち子(作家)は納得できないようだ。「12年も飼われて、かわいがられていたんでしょうに。高齢になって病気や入院ということもある。面倒を見てくれる人がいないと、保健所へもっていくしかないという切ない話になりますよ。
一方で、犬がいると散歩にいったりして元気になるんだけど、そういうことになるかもしれないから飼えないねと思っちゃう人もたくさんいますよね」
羽鳥「吉永さん、犬を飼ってますよね」
吉永「自分の方が先に死んじゃうと思うと...。そういうとき、保健所だけでなく、なんかがほしい」
羽鳥「これを見て、元の飼い主がどう感じているんでしょうかね」
金網の前で、飼い主をじっと待つ寂しそうなカールの写真が出た。
吉永「報じられたからこうなったけど、報じられずに寂しい思いをしている犬がどれだけいるか」
保健所で殺処分される犬の数は減ってはいるものの、2012年度で3万8447頭もいる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト