3年前の9月、那覇発羽田行きの全日空ボーイング737―700型機(乗客乗員117人)が浜松市沖で背面飛行したトラブルは、副操縦士がスイッチを間違えたのが原因だった。機体が傾いたためあわて操作したため、さらに混乱するというケアレスミスだ。
3か月前まで乗っていた機種と勘違い
「とくダネ!」は全日空機の背面飛行をCG画像で再現した。ほぼ垂直状態になり、いったん戻りかけたがまた傾く。正常に戻るまで12秒かかった。運輸安全委員会の報告書によると、トイレから戻った機長をコックピットに入れる際、操縦を交代していた副操縦士が、扉を開けるスイッチと機体姿勢を保つ方向調整用のスイッチを間違って操作してしまったという。
この副操縦士はトラブル3か月前までボーイング737―500型機に4年間乗っていて、「700」では扉スイッチの位置が変わったのを勘違いしたらしい。
元全日空機長で航空評論家の前根明さんは「あり得ないミス。間違えましたではすみません」という。
司会の小倉智昭「年中使うスイッチとバランススイッチが近くにあるのが何かおかしい。もう少し離したほうがいいのではないですかね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト