君野康弘「当番弁護士呼べ!」美玲ちゃん事件取り調べには「黙秘します」

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   神戸市長田区で行方不明となっていた生田美玲ちゃんの遺体を切断して遺棄したとして逮捕された君野康弘容疑者は、調べに対し、雑談には応じるものの、事件について触れると「当番弁護士を呼べ」などと話し、「黙秘します」と沈黙するという。

   県警によると、君野をマークし始めたのは防犯カメラの映像からだった。美玲ちゃんが行方不明となった11日(2014年9月)午後3時15分ごろ、酒に酔ったような様子でふらふらしながら後を付いていく姿をコンビニの防犯カメラが記録していた。16日に捜査員が君野のアパートを訪れ、本人の了承のうえ部屋の内部を確認したが手掛かりはなかったという。

   知的障害者手帳を持つという君野とはいったいどんな男なのか。阿部祐二レポーターが近隣住民を取材すると、昼間から酒を飲み「飲むとすぐ切れてケンカを売る」粗暴な人物像が浮かび上がってきた。

不明直後になぜか茶髪に

   君野がこのアパートに引っ越してきたのは1年半前だった。同じアパートに住み一時君野と交流のあった男性は、「引っ越してきた時に『どうぞ部屋に入ってください』というから入ると、部屋には何もなく、パソコンが1台あって、『FX(外国為替証拠金取引)をしている』と言っていました。出会い系みたいなことをしていて、メールがたくさん来ていた」と話す。

   その後、男性が君野が出す騒音に苦情を言ったことから疎遠になった。ところが、美玲ちゃんが行方不明になった直後、半年ぶりに『こんにちわ』と声を掛けてきて、黒髪だったのを茶髪に染めていたという。

   美玲ちゃんの遺族は24日、県警を通じコメントを発表した。「私達家族は、最愛の子を失った現実を受け止めることが精いっぱいの状態です。今の気持ちを外へ発信するだけの気力がございません」と綴ってあった。

   キャスターのテリー伊藤「遺体が詰めてあったポリ袋に診察券やタバコの吸い殻が入っていたり、稚拙な犯行ですよね」

   内科医のおおたわ史絵「人格的にいびつなものがあるということは分かってきましたね」

   とはいえ、事件に触れると黙秘を続けるしぶとさもある。県警は25日、殺人容疑を視野に君野の部屋を家宅捜査し詳しく調べることにしている。美玲ちゃんが持っていたクマのぬいぐるみのついたリュックはまだ発見されていない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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