90歳認知症女性から預金窃盗の78歳女性...本人も認知症で「覚えてない」

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   60代、70代の合わせて217歳の女性3人組が、90歳の認知症女性からお金を騙し取る事件が発覚した。23日(2014年9月)、警視庁下谷署はホームヘルパー・山形百代容疑者(64)を窃盗、無職の巻島桂子容疑者(75)と無職の女(78)を詐欺などで逮捕した。木下康太郎リポーターが報告する。

   「被害にあったおばあちゃんは、アパートを経営しその一室に住んでいました。その隣に住んでいたのが78歳の無職女性で、約10年前から被害者の部屋に出入りしていたようです。被害者の認知症が進行すると、自分の知り合いのヘルパーを紹介するからとそれまでのヘルパーを追い出し、山形、巻島容疑者の2人を紹介したそうです」

   山形は被害者から銀行のキャッシュカードと暗証番号を騙し取り、被害者の口座から200万円を引き出し、巻島は本人になりすまして銀行から150万円を下ろしていた。この他にも余罪があり、被害総額は1000万円と見られている。

警察は釈放

   司会の小倉智昭「それほどの大金が、その後にどこに行ったの?」

   木下「事件のカギは78歳の女性が握っていると見られています。山形、巻島両容疑者は78歳の女性から頼まれて銀行から金を引き出し渡したと言っています。ところが、78歳の女性も認知症となり、お金を何に使ったのか覚えていないと供述しています。警察はこの女性を逮捕しましたが、病状から拘留には耐えられないと判断して釈放しています」と伝えた。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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