「ポポー」と聞いてなんだか知っている人はおいでだろうか。三輪秀香アナによると、「幻の果物といわれています。原産地は北米で収穫は9月から10月。傷みが早いので市場に出回りませんでしたが、ネットで紹介したら、収穫農家などのホームページで予約が殺到するほどの人気なんです」
明治時代に日本に入ってきて、庭木として広がったという。
ネット予約で農家直販
静岡県静岡市の小高い山にポポーの木が育っていた。背丈は約2メートル、バナナの葉っぱより小さい葉が生い茂っている。枝の間にキュウリを太らせたような黄緑色の実が4つぶら下がっている。持つとズッシリと重たい。皮を剥いて輪切りにして食べる。
食べた三輪アナ「何の味だろう。バナナやマンゴーのような口当たりで、香りはパイナップルみたいです」
ポポーの実は収穫してから3日で皮は黄色くなり、味が落ち始めるため栽培家庭で食べる程度だった。しかし、栽培は全国各地で行われている。いま力を入れているのは茨城、静岡、山梨、鳥取、愛媛で、いずれもネット予約の直販でユーザーに届けられている。
島根県美郷町は広島市立大と共同でポポーで町おこしをしている。ネットで資金を作り、さまざまなポポー製品の開発を試みている。主力商品は隣町の新鮮牛乳と合わせた「ポポーのジェラード」だ。
スタジオで試作品のジェラードと採れたての実を試食した。
ジェラードを食べた内藤剛志(俳優)「うん、美味い。これなら大丈夫だ」
実を食べた井ノ原快彦キャスター「なんだろう...。バナナより柔らかいね」
三輪アナ「ビタミンとミネラルが豊富なポポーは冷蔵庫に入れれば1週間は持つそうです」
(磯G)