水中分娩直後に大量出血!母親死亡で助産院院長送検―保健所の認可なし

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   出産したばかりの母親が大量出血で死亡し、神奈川県警は相模原市にあるのぞみ助産院を運営する鈴木秀子院長を業務上過失致死などの疑いで書類送検した。助産師が付いていたのになぜ死亡したのか。

   村上杏子さん(当時33歳)は昨年4月27日(2013年)、のぞみ助産院で水中分娩で第3子を出産したが、翌朝、出血性ショックで死亡した。山中章子リポーターが事件を説明した。

「出血が500ミリリットルを越えると出血性ショックを警戒しなければといわれています。村上さんの出血量は1リットルから1.5リットルにも及んでいたそうです。鈴木院長は嘱託医に相談せず、出産から約2時間後に止血薬を投与、さらにその1時間半後に病院へ搬送しましたが、すでに村上さんの意識はなかったようです」

院長「母体の重症例を経験したことがなかったんです」

   助産院は1987年に有限会社として法人登録され、営利目的と判断されて保健所から認可が下りず無許可運営だった。2008年以降は医療法で定められている緊急時の患者の搬送先の病院としても取り消された。

   鈴木院長は「母体の重症例を経験したことがなかったんです。どこかに認識の甘さがあったのかもしれないが、適切な処置をしなかったというのはありえません」と話す。

   司会の小倉智昭「梅津さんは出産の経験があるけど、産婦人科医院でですか」

   梅津弥英子アナ「1度、助産院で産んだことがあります。その助産院では夜間の医療体制がどうなっているか、緊急時の搬送先の病院はどこかなどの説明がありました。問題となっている助産院では、そのような説明が事前に行われていたのでしょうか」

   鈴木院長は40年以上も助産師を務めているという。ある住民は「院長先生は優しい先生で、助産院は近所でも評判が良かった」と話す。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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