二宮和也「三谷幸喜版オリエント急行殺人事件」怪しい秘書役!2015年フジ新春スペシャルドラマ

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   二宮和也がフジテレビ開局55周年特別企画ドラマ「オリエント急行殺人事件」(2015年新春)に出演することが決まった。その制作発表会が先日あった。富司純子、高橋克実、笹野高史、小林隆、草笛光子、西田敏行ら大ベテランが顔をそろえる豪華版だ。

   イギリスの推理作家、アガサ・クリスティーの「オリエント急行の殺人」が原作で、これまでも何回も映画化、ドラマ化されてきた。オリエント急行の中で殺人事件が発生し、乗り合わせた名探偵エルキュール・ポワロが捜査に乗り出す。

   アガサに憧れているという三谷幸喜がイギリスのクリスティー社にドラマ化を申請してようやくOKが出た。三谷にとっては人気シリーズ「古畑任三郎」以来15年ぶりのミステリーで、初の原作ものの映像化だ。

   舞台を昭和初期の日本に移し、「特急東洋」で起きた殺人事件を描く。主人公のポアロを演じるのは狂言師の野村萬斎。2夜連続で、第1夜は原作に忠実に沿った物語、第2夜は犯人の視点から事件を描くという構成で、三谷版「オリエント急行殺人事件」が描かれる。

「お声かけていただいて凄いビックリ」

   二宮が演じるのは被害者の秘書・幕内平太役だ。1974年のハリウッド映画版(シドニー・ルメット監督作)でアンソニー・パーキンスが演じた役である。二宮は「三谷さんの作品は初めてなんです。三谷さんとはうちの松本(潤)が『わが家の歴史』(2010年フジテレビ)でご一緒させていただいていて、自分は見る側の人間だと思っていたので、お声かけしていただいてすごいびっくりしましたね」と大喜びだ。

   三谷は二宮起用について、「嵐の番組(『嵐にしやがれ』)でちょっとしたお芝居を作ってその場でやってもらったんです。その時の演技がすごい良くて。あれはある意味オーディションだったんで、それで今回があるみたいな」と種明かしをする。嘘か本当か、三谷は「松潤はあれで落ちたんだよ」と笑わせた。「二宮さんというと、僕は屈折という言葉が浮かぶんですけれど、そういう一筋縄ではいかない怪しい感じを二宮さんには期待しています」

   ニノ「そのイメージというものを壊さないように、またその作品の中でも似合うような形でやっていきたいなと思っています」

知央

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