直木賞受賞式では「プロの資格をいただいた」
そして次が小説の世界だ。演歌歌手を育てるディレクターを描いた「演歌の虫」「老梅」で85年の直木賞を受賞する。そのとき「直木賞をいただいて、タイガースが優勝して日本一になって」「本当に自分が書きたかったものでヒットがほしい。プロの資格をいただいた」と話している。
昨年1月、誤嚥性肺炎で入院したあと入退院を繰り返していたが、最近は散歩をするなど安定していたという。5日に容態が急変、翌日帰らぬ人となった。
小松靖アナ「だれもが知っている歌詞が多いですよね」
舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「歌詞がすごいですよ。『よこはま・たそがれ』でも、体言止めが世界観を醸し出している。銀座の生活が作品の宝庫だったんでしょうが、時代が違うなと感じます」
高木美保(タレント)「女優は他人の書いたものを代弁する仕事だけど、自らゼロから言葉を生み出す仕事で成功された」
舘野「歌詞を聞いたのは小学生ころ。意味はわからないけど耳に残っていますね」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト