スポーツ観戦のスタイルが様変わりしそうだ。競技場内にある複数のカメラがとらえた映像を席にいてスマホやタブレットで楽しむ、再生もできる。そんな日本初の試みがきのう15日(2014年9月)に西武ドームで行われた。2020年の東京オリンピックで実用化をめざすそうだ。スマホで見るならわざわざ行かなくてもともよさそうだが、会場の雰囲気を生で味わいながら好きな場面を好きな角度からということらしい。
きのう「西武VS楽天」でテスト!「生でいいよ」中年男性ファン
きのうの西武対楽天戦で、盛り上がるスタンドにうつむき加減にスマホに見入る若者がいた。スマホ画面をかざして談笑する人も。これが「マルチビュー映像」とよばれる新しい観戦スタイルだ。外野席から見る試合は遠いうえに観戦の角度は一つだけだが、このスマホなら球場内にあるテレビカメラ4台から送られてくる映像でさまざまな角度から楽しめる。投手や打者の駆け引きも、ベンチにいる監督の表情も自由に選べる。
「とくダネ!」はこれをライオンズ一筋33年という中年男性ファンに見てもらったが、なんだかピンとこない模様だ。初体験の観戦スタイルは「広い球場だもの、生で見るほうがいい」とつれない反応だった。
リプレー機能も付いてその場で再生
司会の小倉智昭「選手の表情を見たいときとか、ありますよね」
リプレー機能もついている。再生してその場で確認できる。今後のスポーツ観戦が変わるかもしれないという。
ニュースデスクの笠井信輔「NTTが開発中ですが、たとえば体操のように、いくつかの演技が同時進行するスポーツでは見逃さないようにできます」
菊川怜キャスター「ゆくゆくは家でも見られるのではないでしょうかねえ」
笠井「アメリカではすでに始まっているそうです」
小倉「うれしいけど、それよりは(チームが)勝つことですよ」