池上彰のコラム不掲載では編集担当取締役「私が決めた」と解職
さらに、この問題を批判的にとりあげたジャーナリストの池上彰氏の連載コラムの掲載を朝日新聞が拒否した件があった。これには社外はもちろん、社内からも批判が出て、コラムは1週間遅れて掲載されお詫びも載った。これについて杉浦取締役は「掲載見合わせを決めたのは私です。池上さんのコラムの影響に過敏になりすぎた。判断は間違っていた」と語った。木村社長も「結果的に読者の信頼を損なった」と述べた。
吉永みち子(作家)は吉田調書報道について「何を伝えるべきかが明確でなかったのではないでしょうか」という。従軍慰安婦問題は「取材元の信憑性を確かめなかった。間違いがわかってもきちんと訂正しなかった。検証する必要がありますよ」
飯田泰之(明治大准教授)「普通の家庭では新聞は1紙しか読まないんだから」
赤江珠緒キャスター「影響力も大きいですからねえ」
吉永「池上さんの問題は、見えてしまった朝日の体質ということですよ。批判を許さないというのは、自分たちがいつも攻撃してることと同じになってしまう。朝日バッシングも異常だが...」
飯田「朝日を叩けばいいというものではない」
根底にはメディアのおごりがある。中にいるとなかなか気づかないものだが、外からは丸見え。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト